引越しをすると必ず転居届が必要ですし、不動産の売買・銀行口座の開設などいろいろな場面で住民票が求められます。
住民票はお住まいの地域の市町村の役所で発行してもらえますが、急に必要になったときは、どこにいつまでに行けばもらえるのかと慌てることもあると思います。
そこで今回は、八尾市で住民票を取得する方法について、分かりやすくまとめて紹介します。八尾市ではコンビニでの住民票取得や郵送で請求もできますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
八尾市で住民票を取得する前に-そもそも住民票とは?
まず八尾市役所での住民票の取得方法についてご説明する前に、住民票について簡単にご説明しておきましょう。
住民票とは
住民票は、個人とその世帯の方がその市区町村に住んでいることを証明する書面です。
住民票が世帯ごとに登録されている台帳を住民基本台帳と言います。
住民票とともによく使われるのが戸籍です。戸籍は、その方とご家族の方の出生・婚姻・死亡などの法律的な身分関係を証明するもので、趣旨・目的が違います。
ただ、通常住民票と戸籍証明書は同じ市役所の同じ窓口でもらうことができます。
この記事では、住民票の取得方法についてご説明しますが、関心のある方は戸籍関係書類の取得方法についても調べておくと良いと思います。
住民票関係の証明書類
住民票関係の証明書類には、どんなものがあるのか簡単に見ておきましょう。
- 住民票の写し(世帯全員・一部)
住民基本台帳に載っている個人・世帯員についての情報をまとめたものです。住民票を請求する方が発行してもらえるのはその写しです。世帯全員のものと一部の場合があります。 - 住民票の除票の写し
亡くなった方あるいは市から転出済みの方の過去の住民票の記録です。住民票の除票の発行は、原則記録消後5年間です。 - 住民票記載事項証明書
住民票に記載されている事項のうち希望する項目だけを記載してもらう書類です。入社時などに提出を求められることがあります。
住民票を請求できる方
住民票を請求できるのは、その市区町村の住民基本台帳に登録されている方です。住民票に登録のある方は、自分本人のものと同じ世帯に属する家族の住民票の写しを請求できます。
住民票を請求できる方は、具体的には次の方になります。
- 本人・同一世帯の方
- 本人から委任を受けた方・法定代理人
住民票を取ると言いますが、発行されるのは住民票の写しになります。写しですが市区町村長の証明印が押された正式の証明書です。
窓口での住民票の取得方法
それでは本題の住民票の窓口での取得方法をご説明します。まず住民票の申請場所・交付時間、そして申請に必要な書類などをご説明します。
窓口での住民票の申請場所
窓口での住民票の申請・交付は、市役所と各出張所で行っています。
受付時間
平日8:45~17:15
毎月第2日曜日:8:45~16:00(市役所のみ)
※変更になることもあります。事前に確認した方がよいです。
- 八尾市役所市民課(市役所本館の1階4番窓口)
八尾市本町1丁目1番1号
電話072-924-8549 - 龍華出張所
八尾市南太子堂2丁目1番45号
電話922-2718 - 久宝寺出張所
八尾市北久宝寺2丁目1番1号
電話922-2233 - 西郡出張所
八尾市桂町2丁目37番地
電話999-2243 - 大正出張所
八尾市若林町3丁目27番地
電話948-1979 - 山本出張所
八尾市山本町1丁目8番11号
電話923-4079 - 竹渕出張所
八尾市竹渕東4丁目3番地の2
電話06-6708-3020 - 南高安出張所
八尾市恩智中町4丁目232番地
電話943-7044 - 高安出張所
八尾市千塚3丁目180番地の2
電話941-8013 - 曙川出張所
八尾市八尾木4丁目11番地
電話922-3456 - 志紀出張所
八尾市志紀町西1丁目8番地の2
電話949-5441 - 緑ヶ丘コミュニティセンター
八尾市緑ヶ丘1丁目2番地
電話996-0225
住民票の請求に必要なもの
①住民票の写し交付請求書
市役所の窓口に置かれている住民票の写し交付請求書に必要な事項を記入します。
②本人確認書類(市役所に行く人の本人確認です)
官公署発行の顔写真付き証明書:マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、在留カード(特別永住者証明書)、身体障害者手帳など
*上記の証明書がない場合
健康保険の被保険者証・後期高齢者医療被保険者証・介護保険証・生活保護受給者証・年金手帳・各種年金証書・課税証明書など
預金通帳・キャッシュカード・学生証・社員証・診察券・市からの通知書・市バス乗車証など(いずれも氏名を確認できるもの)
上記証明書などで名前が確認できるもの2つ以上が必要になります。
※別世帯の方の請求の際は、本人からの委任状が必要になります。
委任状テンプレート
委任状記入例
住民票の交付手数料
住民票の交付には、次の手数料がかかります。
1通300円
八尾市の住民票の電話予約サービス
八尾市では住民票の電話予約サービスを行っています。平日の日中は仕事などの関係で市役所に行かれない方のための夜間・休日発行の事前予約サービスです。
取得までのおおよその日数は、予約した日の午後5時15分以降になります。
具体的な申請手付きをご紹介します。
電話予約サービスの手続きをできる方
住民票が必要な方本人と本人の同一世帯の方です。
事前に必要な手続
平日の開庁時間中(8:45~16:30)に、電話で交付申請をする必要があります。
電話予約の際は、住所・氏名の確認などがあります。
手数料
1通 300円
電話受付窓口
八尾市役所市民課
072-924-3846(直通)
交付場所及び交付時間
交付場所:八尾市役所本庁管理センター
交付時間:平日17:15~22:00、土日祝日9:00~22:00
郵送で住民票を請求する方法
八尾市では住民票の写しを郵送請求もできます。
郵送請求できる人
本人か同一世帯の方のみが請求可能です。
代理人が請求される場合は委任状が必要です。委任の場合は、委任状に代理人が請求する理由を書く必要があります。
委任状テンプレート
委任状記入例
証明書の返送は、特に問題がなければ請求書の到着日、またはその翌日(土・日・祝日は除く)になります。
郵送請求の際の必要書類
住民票の写しを郵送で請求するときは、以下の申請書などの必要書類を同封する必要があります。
1.住民票の写しの申請書
住民票の写し等交付請求書のテンプレートをプリントアウトし、必要事項を記入します。
住民票の写し等交付請求書のテンプレート
住民票の写し等交付請求書のテンプレート見本
A4用紙などに必要事項を記入した書面でも大丈夫です。様式に決まりはありません。ただし、請求者氏名の欄には必ず自筆で署名が必要です。
2.本人確認書類の写し
マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、健康保険証、その他顔写真と住所が記載されている官公署が発行した証明書のコピー
3.手数料
1通に付き300円の定額小為替(郵便局で販売)を同封します。
定額小為替には有効期限があります。発行日から6か以内とされており、これを超える定額小為替は受け取ってもらえませんので注意しましょう。
なお、切手や収入印紙での取扱いはできません。また、現の場合は現金書留での対応になります。
4.返信用封筒
封筒に、請求者の住所と氏名を書き、返信用の送料分の切手を貼ります。
定形25g以下の普通郵便であれば、切手は84円です。速達等で早く返信してもらいたい人はその旨を明記して、必要な料金分の切手も貼っておきます。
住民票は郵送の場合は、原則住民登録した住所地へ返送されます。転送はされませんので注意しましょう。代理人が請求者の場合は、同封した本人確認資料に記載の住所へ返送されます。
郵送請求の申請書の送付先
〒581-0003
八尾市本町1丁目1番1号
八尾市役所 市民課 郵送担当 宛
コンビニで取得する方法
八尾市では市役所に行かなくても住民票を取得できます。
ここでは、八尾市役所以外の交付場所と交付方法として、マイナンバーによるコンビニでの住民票取得についてご紹介します。
証明書コンビニ交付サービス
八尾市に住民登録がある方がマイナンバーカードを使って、全国のコンビニエンスストア等に設置されているマルチコピー機で住民票の写しなどの各種証明書が取得できるサービスです。
利用できる方
八尾市内に住所がある方で、マイナンバーカードをお持ちの15歳以上の方が利用できます。
あらかじめ、利用者証明用電子証明書(4ケタの暗証番号)を搭載している必要があります。
利用者証明用電子証明書について
コンビニで住民票を取得する場合は、電子証明書が搭載されたマイナンバーカードの取得が必要です。
利用申請や暗証番号の設定、変更などの受付場所は、市役所市民課(本館1階)5番窓口のみです。
※各出張所、電話・FAXでの手続きの受付はできません。
交付手数料
コンビニでは窓口で住民票を取得するよりも50円安いです。
交付手数料:250円
利用できるコンビニ等一覧
住民票取得で利用できるコンビニ等の店舗数は、約55,000店舗です(2019年3月末現在)。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- セイコーマート
- イオンリテール
- コミュニティ・ストア
- エーコープ鹿児島
- ポプラ
- イオン北海道
- 島忠
- カスミ
- コカコーラファインヘルスケア
- サッポロドラッグストアー
日本全国のコンビニのマイナンバー対応店で利用可能です。具体的には、証明書コンビニ交付サービス対応のマルチコピー機設置店で利用できますが、店舗によってはマイナンバー対応機器が置かれていない店舗もありますので、確認が必要です。
利用できる時間
年末年始(12月29日~1月3日)以外は、次の時間に利用可能です。
6:30~23:00
24時間営業のコンビニでも、証明書の発行サービスは24時間対応ではありませんので、注意しましょう。
住民票のほかに、印鑑登録証明書や戸籍謄本・抄本も取得できます。
コンビニ店員は証明書交付対応できない
コンビニの店員は、マルチコピー機の操作や証明書交付手続きをすることはみとめられていません。個人情報漏えい防止のため、マイナンバーカード所有者自身で操作しなければなりません。
マイナンバー入り住民票の写しの請求
マイナンバー入りの住民票写しの交付請求もできます。
ただし、マイナンバーは一般に公表すべきものではありません。住民票の写しにマイナンバーが記載されたものを請求するときは、マイナンバー入りの住民票の写しが本当に必要か事前に確認しましょう。
基本的にマイナンバー入りの住民票の写しが必要になる場合は、提出先が次の場合に限られています。
行政機関、地方公共団体、独立行政法人、災害対策手続き・社会保障・税に関係する民間事業者
まとめ
八尾市の住民票の取得方法をご説明しました。住民票は市役所の窓口でしか交付されないと思い込んでおられたかもしれませんが、市役所に行かなくても住民票を取得できることがお分かりいただけたでしょうか。マイナンバーカードさえあれば、コンビニでの交付などとても手軽に利用できます。この記事を参考にされて時間を有効に使っていただければ幸いです。