【いつから?いくらもらえるの?】東大阪市での児童手当の申請方法

国の制度である児童手当は、子どもを養育している多くの世帯へ支給されています。しかし、子どものいない家庭では、どのようにすれば受け取ることができるのかはっきりしないのではないでしょうか。そこで今回は、東大阪市での児童手当の申請方法についてご紹介します。初めての子どもが誕生したり、東大阪市へ引っ越したりした時のために、手続きなどを見てみましょう。

※各掲載情報は2025年1月時点のものです。

東大阪市の児童手当について

現在の児童手当になるまで

東大阪市では、2010年4月~2012年3月までの間に支給していた「子ども手当」の制度を引き継ぎ、新たに2012年4月から「児童手当」へ移行しました。また、2012年6月からは所得制限が設定されています。

児童手当の目的は、次の時代を担う子ども達の健やかな成長を支援することです。そのために、その大切な子ども達を養育している父母などに手当を支給しています。

東大阪市で児童手当をもらうための資格とは

第一に請求者(児童を養育している人)が東大阪市に居住していることが条件になっています。次に子どもの年齢は0~15歳までです。ただし、15歳なら全員に当てはまるというわけではなく、15歳の誕生日を迎えてから初めての3月31日までがもらえる対象となります。そのため、15歳でも高校生は対象外です。

留学中の子供でも受け取れる?

原則的には海外在住の児童は対象から外れますが、例外もあります。それは海外へ留学している児童に関する場合です。留学中でも受け取るには一定の条件がありますので確認が必要でしょう。

外国籍の方も対象

外国籍の方も支給の対象になりますが、住民基本台帳に登録されていることが条件となります。在留許可がない方、短期滞在、興行などでの滞在は、対象に含まれません。その他、細かい条件は問い合わせましょう。

東大阪市の児童手当はいつ、いくらもらえるの?

東大阪市での支給日はいつ?

東大阪市の児童手当の支給月は、国で定められた月と同じ6月、10月、2月の年三回です。一回の支給ごとに4カ月分を受け取ることができます。

支給日に関しては東大阪市では15日と決まっており、6月15日、10月15日、2月15日に各指定金融機関に振り込まれます。15日が金融機関の休業日にあたる場合は、その直前の営業日に振り込まれます。

例外あり

原則は申請した月の翌月より支給が始まりますが、例外もあります。
例を挙げると、1月28日などのように赤ちゃんが月末に生まれたために手続きが翌月になってしまったときです。その場合は、出生日の翌日から数えて15日以内の2月12日までに申請書の提出を終えれば、申請月(2月分)からもらえることになっています。
また、東大阪市への転入の場合も同じ扱いで異動日の翌日から15日以内です。

児童1人あたりの支給額を知ろう

児童手当の支給額は年齢や何人目の子どもかにより変わってきます。

・3歳未満は一律1万5千円

・3歳以上~小学校を終了するまでの第一子と第二子は1万円

・3歳以上~小学校を終了するまでの第三子以降は1万5千円

・中学生は一律1万円

※所得制限の限度額以上の場合は一律5千円です。

※児童手当における第三子:高校卒業まで(18歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の養育している児童のうち、3番目以降をいいます。

所得制限と所得上限

2022年10月から、所得制限に加えて新たに「所得上限限度額」が設定されました。この上限を超える場合、児童手当の支給が停止されます。

扶養親族数 所得制限限度額(万円) 所得上限限度額(万円)
0人 622 858
1人 660 896
2人 698 934
3人 736 972
4人 774 1010
5人 812 1048

扶養親族が6人以上の場合、1人につき38万円(老人扶養親族の場合は44万円)を加算します。

現況届の提出不要化

2022年度から、毎年6月に提出が必要だった現況届の提出が原則不要となりました。ただし、以下の例外に該当する方は引き続き提出が必要です。

  • 配偶者からの暴力等により住民票の住所地が東大阪市と異なる方
  • 支給要件児童の戸籍や住民票がない方
  • 離婚協議中で配偶者と別居されている方
  • 法人である未成年後見人、施設等の受給者の方
  • 加入年金が公簿で確認できない方
  • その他、児童と別居している等で東大阪市から提出の案内があった方

電子申請の導入

2021年10月から、東大阪市では児童手当の申請手続きが電子申請で可能になりました。対応手続きは以下の通りです。

  • 新規認定請求
  • 額改定の認定請求および届出
  • 受給事由消滅の届出
  • 住所・氏名変更の届出
  • 口座変更の届出
  • 監護相当・生計費の負担状況の届出(多子加算の申請・変更)

電子申請には、マイナンバーカードや対応する端末が必要です。

東大阪市で児童手当の受給を申請する方法

申請方法

申請は窓口、郵送、電子申請のいずれかで可能です。郵送の場合は到着日が申請日となります。不着や遅延等の郵便事故について市は責任を負いませんので、特定記録郵便や書留郵便など経過が分かる方法で送付してください。

必要書類

  • 児童手当・特例給付認定請求書
  • 請求者名義の銀行口座が確認できるもの(通帳やキャッシュカード)
  • 請求者および配偶者のマイナンバーカードまたは通知カードと本人確認書類
  • 健康保険証の写しまたは年金加入証明書(請求者が厚生年金加入者の場合)

まとめ

児童手当を受け取るためには、適切な手続きを忘れないことが重要です。新たに「所得上限限度額」の設定や「現況届の提出不要化」など、制度は変化しています。最新情報を常に確認し、必要な手続きを行いましょう。

一之瀬 薫

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